プリント基板の断線修理の方法について|プリント基板、基板設計、部品内蔵基板、部品実装、PWB、プリント基板の「富士プリント」

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プリント基板の断線修理の方法について

電子機器の故障というと、電子部品の劣化などによる故障が一般的ですが、電子部品が故障していないのにも関わらず、電子機器が正常な動作をしない時にはプリントパターンの断線という原因が考えられます。
断線というのは、電気の流れを止めてしまう、結線の接続不良で、プリント基板の断線の中で多いのが、プリント基板の破損です。
プリント基板は3ミリから5ミリの厚みがありますが、電子機器に落下などの衝撃が加わることで、プリント基板に割れやひびが生じプリントパターンが断線するなどのケースがあります。
電子楽器などの場合、強く叩く事で基板が割れてしまう事もありますし、携帯電話などの場合にはうっかりアスファルトなどの固い地面の上に落としてしまい、基板が割れ断線を引き起こすこともあります。
プリント基板の断線は、検査でどこが割れているのかを確認し、割れている部分を修理する事が出来ます。
しかし、細いプリントパターンが断線している場合には、すべてのプリントパターンの銅箔面にジャンパー線を使い、両端からショートさせる形で修理を行う必要があります。この場合、プリント基板の表面に塗布されているソルダーレジストの一部をカッターナイフなどを使って剥がしてから、銅箔面を剥き出しの状態にし、そこにフラックスを塗布してからハンダ付けを行うことで修理することが可能です。
尚、ジャンパー線は部品のリード線を使っても良いですし、線材を使ってショートしても良いのです。

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