日野エンジニアリング様|プリント基板、基板設計、部品内蔵基板、部品実装、PWB、プリント基板の「富士プリント」

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困ったときに相談できる、調達先を超えたパートナー
製品の品質と生産管理体制も信頼しています

日野エンジニアリング様

お客様情報 株式会社日野エンジニアリング
営業 兼 生産管理課 課長
 原田 信也様
ホームページ
 http://www.hinoeng.co.jp/
事業内容:
 自社ブランドモジュール基板開発・販売、電子機器受託開発・EMS事業、板金・樹脂加工、部品販売等

カメラモジュール・CPUボードを軸に自社ブランド製品の強みを活かしEMS事業を展開

―はじめに、貴社業務内容のご紹介をお願いします。

原田様:日野エンジニアリングは、CPUボードのOEM、EMS(受託開発)を中心に事業を展開しています。また、メーカーとして自社ブランドのCPUボード、カメラモジュール、パネルコンピュータ等も開発・販売しています。

OEM、EMSのお客様に対しては、自社製CPUボードを活用することで、CPUボードのコストを低減する提案ができるところが強みです。メーカーとしては、カメラモジュール・CPUボードをセットで開発・販売できる会社は、私が知る限り日本で当社だけだと思います。カメラモジュール・CPUボードは今、非常に需要が伸びてきている分野なので、今後はメーカーとして自社製品に一層力を入れていきたいと考えているところです。

顧客と同じ責任感を持って取り組む姿勢から、品質への信頼も高まりました

―富士プリント工業への依頼の背景や、発注の決め手となったポイントを教えてください。

原田様:富士プリント工業さんとの取引は、生基板の発注がメインです。富士プリント工業さんと当社は十数年前からお付き合いがあったのですが、当時の当社の購買部門は富士プリント工業さんの基板は「少々高い」というイメージがあったようです。そのため、その頃は一案件に対しての部品の発注先といった存在だったようです。

私は4年ほど前に日野エンジニアリングに入社したのですが、生産管理課を受け持つことになったタイミングで、富士プリント工業さんの最近入社したばかりという担当者さんと出会いました。お互い入社時期が近いという境遇の一致もあり、熱心に出入りしていただくなかで話をする機会が増えていきました。

またある時、ハンダのノリが悪く、原因を特定できずに困っていたときに、富士プリント工業さんに相談したことがありました。その際、製造部の方や品質保証部の方がすぐに当社に来てくださり、いろいろと検査してくれたことがとても印象に残っています。結局、原因は富士プリント工業さんから納品してもらっている基板の問題ではなかったのですが、製造部や品質保証部のいわば専門家の方々との「原因を探る会話の中」から解決のヒントを得ることができ、問題が一気に好転しました。

発注元である私たちと同じくらいの責任感を持って一緒に課題解決に取り組んでくれる富士プリント工業さんの姿勢に感動したのと同時に、そういう会社の製品であれば、製品の品質も信頼できると感じました。

私は生産管理課として購買を管理する立場にあるのですが、今では新規の基板開発の相談は、まず富士プリント工業さんに相談するようになっています。4年前までは富士プリント工業さんとの取引実績は4件ほどでしたが、今では20件以上の案件をお願いしています。

日野エンジニアリング様

新しいプロジェクトに関しては、基板を設計する段階で、当社の技術部門が富士プリント工業さんの技術の方々に直接相談しているため、結果的に技術から購買依頼があった際、富士プリント工業さんへ見積もり依頼を出すことが多くなっています。社内規定上、相見積もりも取らなければいけないのですが、こうしたやり取りやお互い良い付き合いをさせていただいていますので、富士プリント工業さんへ発注する確率があがるのは当然の流れになっています。

設計から量産まで。困ったときにすぐに対応してくれる、ほかにはない会社です

―貴社から富士プリント工業には、具体的にどのような相談をすることが多いのでしょうか?

原田様:最近では、富士プリント工業さんを窓口に、フジプリグループ各社の力も借りています。例えば、当社の技術部門でノウハウがない温度シミュレーションの課題については、アポロ技研さんに相談させてもらいました。また、基板の特殊加工のひとつであるポッティング(防水・防湿のためケース内を樹脂で満たす加工)は、フェイスさんにお願いしています。筐体の防水対策では、ポルックステクノさんに今まさに相談に乗っていただいているところです。

モジュール基板は基板の上にすべてが乗っており、基板の品質が悪ければすべてがダメになってしまいます。当社で知識や技術が不足している分野について、各分野の専門家に相談をしながら進められることがとても助かっています。

また、量産段階では納期とコストと技術(難易度)のバランスも重要です。富士プリント工業さんは国内製造に加え中国製造の対応もできるため、量や納期を見極めながらその時々のプロジェクトに最適な提案をしてもらっています。

以前、当社のベトナム工場で、採用していた現地メーカーの基板が量産にあたりうまくいかないことがありました。その際にも、納期の期限が厳しいなか、試作から迅速に対応していただき、無事に量産に対応することができました。このような経験から、富士プリント工業さんは基板製造に関する知識とグループの幅広い対応力を活かし、困ったときにはすぐに対応してくれる、ほかにはない存在だと感じています。

適材適所の発想で、専門性が必要な工程を依頼したい

―今後、富士プリント工業に期待することや新たに取り組みたいことなどはありますか?

原田様:先日、富士プリント工業さんの工場見学をさせてもらい、すごくきれいという印象がまず飛び込んできました。5Sの徹底を含めた品質・生産管理の体制にも心を動かされました。製造工程に関わるスタッフの皆さんがきちんと挨拶をしてくださり、一人ひとりが向上心を持って仕事に取り組んでいる姿に、同じ製造業の企業としてうらやましいと感じたほどです。

こういった生産体制を持っている企業であれば、品質の安定性にも信頼ができますし、新たな製品や技術への対応力もあるだろうと感じることができました。

基板製造に求められる品質は、私どものクライアントを見ても様々です。例えば、同じ実装ラインでも、当社と富士プリント工業さんですべてが同じではなく、所有する検査機器などは異なります。また、自社の製造ラインで対応できるキャパシティの問題もあります。そのため、自社で対応できない分野や専門性が必要とされる分野では、今後も富士プリント工業さんに相談、依頼をしたいと考えています。具体的には、筐体製造や実装ラインの一部を依頼する話をはじめたところです。今後も、適材適所の発想で、いろいろな相談をさせてもらい、よい協力関係を作っていければと思っています。

【富士プリント工業より】

弊社の対応力や品質管理を評価いただき、誠にありがとうございます。日野エンジニアリング様とは、技術部門の皆さまとも良好な関係を築かせていただいています。今後もスピード対応と最適な提案を心がけてまいりますので、なにか困ったことがあればなんでもご相談ください!

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