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多層基板でも修理は可能です

多層基板は中間層に1つ以上の層があるプリント基板で、表面と裏面、中間層にそれぞれ電流が流れるパターン層があります。
表面と裏面は目視の状態で確認が出来るので修理は出来ますが、中間層は表面的に目で見る事が出来ない基板の内側にあるため、中間層に問題がある場合には修理が出来ないとイメージする人も多いのではないでしょうか。
プリント基板は、電子機器に使われている部品の一つであり、電子機器に大きな衝撃が加わりプリント基板が割れ、パターンが切れてしまうなどのケースも考えられます。
両面のパターンが切れてしまった場合にはジャンパー線などを使って切れた部分を補修したり、プリント基板の表面処理に使われているレジストを剥がして、切れている部分にハンダを盛って修理をする事が出来ます。
多層基板の中でも中間層が多数ある場合、中間層のパターンが切れてしまうと修理は困難で、基板を交換する形になることもあるでしょう。多層基板の中間層のパターンはスルーホールで内部パターンと繋がっている箇所だけではなく、中間層同士がスルーホールで接続してある箇所もあり、こうした部分の断線の修理は不可能と考えられます。
ですが、多層基板の中間層のパターンの多くは電源およびグランドパターンになるため、断線箇所を特定する事が出来る場合はスルーホールなどを使って修理を行う事も可能です。

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