プリント基板を湿気から守るためには、防湿コーティングを施すのが効果的な方法の一つとなります。
プリント基板の防湿コーティングの方法には、幾つかの種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
筆やはけを使った手塗りという方法では、手動のディスペンサーを使ってプリント基板を防湿コーティングする作業も含めて、プリント基板の細かい部分にも防湿コーティングを施すことができます。また、マスキングを最小限で済ませることができる点などがメリットとして挙げられます。デメリットとしては作業にムラができやすいということや、作業に時間がかかってしまうということが挙げられます。
スプレーを使って吹きつけるという方法では、時間をかけずに作業を済ませることができたり、ムラができにくい事などがメリットととして挙げられます。しかし、デメリットとしては、マスキングをするのに時間がかかってしまうことや、コーティング剤が飛び散ることが挙げられます。
コーティング剤を容器に溜めておいてプリント基板ごとコーティング剤を浸ける方法では、作業が短時間で済む事や、厚くコーティングできる事などがメリットとして挙げられます。しかし、無駄なコーティング剤が発生してしまったり、マスキングするのに時間がかかるというデメリットもあります。