修理時にも役に立つ部品実装図の特徴|プリント基板、基板設計、部品内蔵基板、部品実装、PWB、プリント基板の「富士プリント」

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修理時にも役に立つ部品実装図の特徴

プリント基板には電子回路に必要なすべての電子部品が実装されています。
プリント基板を設計する時には、電流の流れ道となるプリントパターンだけではなく、プリント基板の製造に印刷を行うシルク図や部品実装図なども同時に製作する事になります。
シルク図はプリント基板に直接印刷を行う図面で、部品実装図は電子部品をシンボル化した図面になります。
部品実装図はプリントパターンと重ねる事で、どこにどのような電子部品が実装されているのかを確認する事が出来る図面で、回路図と部品実装図を利用すると、図面上で回路を追いかける事が出来るようになります。
電子部品には1つずつリファレンス番号が付けられていますが、リファレンス番号も部品実装図に掲載されているため、電子機器が故障した際に役立ちます。例えば、電子機器が故障した時には最初に回路図を見て故障個所の推測を行います。
スイッチングレギュレーター用のICが故障の原因だと推測した時、そのICのリファレンス番号を回路図で調べ、次に部品実装図を見て同じリファレンス番号のICを見つけます。部品実装図でICを見つけた後は、同じ場所に実装されているICをプリント基板上から見つけます。
後は、テスターやオシロスコープなどの測定機器を使い、各端子の電圧をチェックし故障を特定していきます。
プリント基板にもICのリファレンス番号は記載されていますが、部品が密集しているので探し難く、部品実装図を使えばスピーディーに見つけ出し、修理対応を行う事が出来るようになるのです。

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