株式会社ミユキ技研 様|プリント基板、基板設計、部品内蔵基板、部品実装、PWB、プリント基板の「富士プリント」

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納期に大満足。ものづくりの強力なパートナーとして期待

若松健一 様

中堅基板メーカーならではの対応力、短納期を実現する組織力のお陰で、キツくて当たり前だった開発スケジュールも余裕ができ、社内の雰囲気まで上昇しました!

お客様情報 株式会社ミユキ技研 調達部マネージャー 若松健一 様
脳波解析や磁気刺激装置、臨床用機器など、脳神経研究分野の最先端機器を取り扱う医療機器メーカーです。
これらの機器に活用される基板について、当社製品をご活用いただいています。

脳神経分野を中心に多くの医療機器を扱うメーカー兼技術商社

―貴社の業務内容について、ご紹介をお願いいたします。

当社は、世界中から厳選した医療機器を研究機関等に納入する、メーカー兼商社です。
とりわけ、神経生理学研究分野への製品・情報・技術の提供を事業基盤としており、脳神経科学・生理学・心理学の研究分野、また、その応用分野への展開をしております。
以前は商社としての役割が中心でしたが、現在では社内に製造部門を立ち上げ、医療機器の設計や試作といった開発にも対応しています。

新製品を試作する際には動作検証を繰り返し実施するのですが、そこで重要になってくるのが基板です。

私は各種部材の調達を担当していますが、設計が完了し試作へと進めるタイミングで設計者が一番先に求めるのが基板。電源が入らない、動かないということになれば、その原因を早急に追究し修正しなければ開発期間が延びてしまいます。それを見越して基板はできるだけ早めに調達し、開発期間の短縮化に努めています。

ホームページの実績や製造設備を見て、期待できる会社だと感じた

―基板メーカーを変更するきっかけは、何だったのでしょうか?

以前からお引立てしていた基板メーカーは、スピード感もあって、いろいろ対応してくださる会社でしたが、将来的な点も含め不安に感じることがありました。

一般論ですが、基板業界は熟練のスタッフが現場の第一線で活躍するような年齢層の高い会社が多いです。ただ、その人たちが辞めると品質などに影響が出てくるような世代交代がうまくできていない基板メーカーもあります。

今後も末永く付き合っていけるパートナーを探すという点でも、新しい基板メーカーを探す必要がありました。

基板

―新しい基板業者を選ぶ際に、どんな点を重視しましたか?

業者選定にあたりポイントとしたのが、「中堅企業で当社から近い距離にある基板メーカー」でした。

中堅企業のメリットは、小回りがきくこと。例えば、急ぎの際には1日でも早く納入できるよう対応いただいたり、わざわざ完成品を持ってきてくれたり、フレキシブルに対応できる会社が多いという印象があり、そこに期待しています。

また、経営基盤が盤石である点もポイントでした。以前、私が勤めていた会社の取引先でひいきにしていた基板メーカーがあったのですが、価格競争におされて倒産してしまったのです。良い取引先には長く続いてもらいたいのが私たちとしても本望ですから、価格だけでなく未来に向けて長く取引を継続できる会社であることも、私たちの望む基板メーカーの条件でした。

―当社をお選びになった理由は何でしたか?

若松健一 様

富士プリント工業は、実績も豊富で比較的に新しい機器やシステムを導入しており期待が持てる会社でしたので、2社で相見積というよりは、声をかけて良い感触だったら決めるくらいの考えでした。それに、アッセンブリにも対応していることや、グループ会社を持ち事業内容が幅広い点も魅力でした。

また、富士プリント工業の営業担当者は20代と若かったことも高評価でした。製造現場も若い人から熟練の方まで年齢層が幅広く、世代交代ができている富士プリント工業だと、末永く付き合えそうだと感じられたのです

プロの視点でフィードバックがあるから安心して依頼できる

―実際に当社をご利用いただいて、良かった点は何でしょうか?

全般的にコミュニケーションが多く、安心できる会社だと感じます。
例えば、こちらから設計図面を渡した際に、富士プリント工業の技術担当者から質問や確認など連絡をいただけたこと。図面をしっかり確認したうえで、製造してもらえるという安心感がありますよね。

基板メーカーのなかには、そうした連絡がないまま製造を進めて納入されるところもあります。ただ、その製品に不具合があった場合には調査や修正など社内で対応することが多くなり、たとえ発注価格が抑えられても社内の対応工数が膨れてしまい、結果的にコスト高になることがあったのです。

富士プリント工業からは、「穴とラインの間隔が近いのでは?」という質問をいただいたり、「ここはVカットをするので多少のバリが出てしまうかもしれませんよ」などの確認があったりしたので、設計開発者もそのやりとりを通じて安心感を持ったようです。

また、第一次試作から正常に動くといった品質の高さも、大きなメリットでした。
実は第一次試作で正常に動くのは当社の経験では稀有で、設計ミスなのか、それとも基板に問題があるのかと、正常に動かない理由を突き止める検証に時間を費やすことが常です。
ところが富士プリント工業で試作いただいた基板は、第一次試作で正常に稼働しました。熟練の設計開発者も「一発目で正常に動いたよ」と、驚いた表情で感動していましたね。富士プリント工業の技術力の高さを感じます。

また、設計者は予定通りの開発スケジュールで進めるために、少なくとも動くかどうかが確認出来るまで、納期の前倒しを要望してきます。そのため、私は基板メーカーと設計者との間で板挟みになるのが常だったのですが、富士プリント工業からは結果的に1週間納期を前倒してくれたので、設計者だけでなく私たち調達部門や営業部門にも、動作検証の時間を省けたことで気持ちに余裕が生まれたことも、よい副産物でした。通常なら時間に追われて余裕などないのですが、スケジュールにゆとりができたことで組織全体の雰囲気も良好になったと感じます。

基板

世代交代も視野に、今後の発展を目指したい

―今後について教えていただけますでしょうか。

製造部門という新たな事業がスタートし、これからますます会社を大きくしていくところですが、それと同時に世代交代も意識していく必要があるだろうと感じています。頑張っている若い世代のために、技術やノウハウをしっかり引き継いでいくことも、私たちマネジメント職の役割です。

もちろん、富士プリント工業にもいろいろご協力をいただきたいと考えています。今後はアッセンブリも依頼させていただくつもりですが、ゆくゆくは当社の生産管理面でもお任せできるようなパートナーとして、私たちをサポートしてくださることを願っております。

―私たちも精いっぱい協力させていただきます。取材にご協力いただき、ありがとうございました。

少量多品種中心のもの作りをサポートとするしくみ

  • 試作~製品化まで丸投げしたい
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