プレスリリース
日刊工業新聞 2005年6月1日(水曜日)11面
日刊工業新聞

プリント基板用インク

水乾燥でコスト低減 UV・熱風が不要

富士プリント工業(株)(東京都八王子市恩方町3-15-11 電話026-50-8181)はヤマトヤ商事(株)(東京都港区虎ノ門5-9-7 電話03-3436-2411)とスクリーン印刷によるプリント基板製造に使う特殊レジストインクを共同開発した。インクを硬化させるのにUV(紫外線)照射や乾燥炉が不要で、水で乾燥できる。製造コストは従来に比べ1−2割低減。価格は市販のインクと同等の一キログラム当たり1000円程度を予定。ヤマトヤは富士プリントからライセンス供与を受け、今夏台湾や中国のプリント基板各社に販売する。
スクリーン印刷によるプリント基板製造は、従来、基板上に積層した銅の上にインクレジストを塗布した後、UV硬化させるか、熱風乾燥させていた。今回開発したインク「WDPインキ」は水中で硬化させる。硬化時間は通常と同様に1分程度ですみ、すぐにエッチング工程に移すことができる。特に印刷した回路パターンは0.15ミリメートルまでの高細密にできる。乾燥炉が不要なので、揮発性有機化合物(VOC)の蒸発もなく、環境にもやさしい。


日刊工業新聞 2005年6月1日(水曜日)11面
日刊工業新聞

水で硬化するプリント基板用レジストインキ開発

環境に配慮、コスト・エネルギー大幅削減

富士プリント工業(株)(東京都八王子市恩方町3-15-11 電話026-50-8181)は、水で硬化するプリント基板用レジストインキ「WDPインキ」を開発した。製造・販売はヤマトヤ商事(株)(東京都港区虎ノ門5-9-7 電話03-3436-2411)が担当する。
通常、印刷法でのプリント基板の製造では、レジストインクをUVもしくは熱で硬化し、その後水につけるもしくは冷風を当てるなどで冷却する必要がある。今回開発したWDPインキは、水中で硬化するためUV・熱硬化炉が不要となる。また、水中60秒で硬化するため、その後の冷却工程なしでエッチング工程に進められる。このため、生産設備の省力化や作業時間の短縮が可能で製造コストを削減することができる。また、水中硬化型のため、VOCの発散もなく、環境と作業者に優しい設計となっている。エッジが立ったまま硬化するので、ファインピッチにも対応し、高精密パターンも実現できる。同社では、今後中国や台湾の片面板メーカーを中心に広く売り込みを図る方針である。現状、ヤマトヤ商事で生産しているが、今後市場の反応を見て海外での量産も検討する。

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