プリント基板の製造業界における平米単価とはなにか|プリント基板、基板設計、部品内蔵基板、部品実装、PWB、プリント基板の「富士プリント」

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プリント基板の製造業界における平米単価とはなにか

プリント基板の製造の価格設定の目安は、基本的に層数によって規定されています。層数とは、何層構造のプリント基板の製造なのか、ということであり、その数字が大きくなるほど付加価値が高まって高額になります。層構造によって価格が大きく変わってくるということです。そして同じ構造のもの同士であれば、後は平米単価と呼ばれる業界の価格決定基準が適用されます。平米とは、平方メートルの古風な呼び方であり、この業界ではなぜか今もって有効な単位です。

プリント基板の製造の母材は普通、1メートル×1メートルまたは1.2メートル×1メートルであり、ここからワークサイズが切り出されます。プリント基板の製造の製品寸法は千差万別ですので、基板メーカーにおける作業が容易になるようワークサイズが設定されます。そして母材から何枚切り出されたワークサイズか、そしてワークサイズから何枚切り出された製品サイズなのか、で価格の目安が決まります。これが平米単価というもので、基板1点ごとに1平方メートルあたりいくらになるかが価格における議論の対象となります。

プリント基板の製造の平米単価は、基本的に発注者の側の論理と言って良いでしょう。発注者はこれを目安にプリント基板の製造単価の予算を決めますが、基板メーカーにとっては平米単価以上に重要な要素は沢山あります。化学銅メッキ・回路形成・レジスト印刷・文字印刷などは加工単位を平米単価で管理できますが、NC穴あけやNC外形加工などは製品によってコストは非常に大きく変化します。一律に平米単価で価格が決定されるというわけではないのです。

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